リハビリ治療を行う病院への転院が叶わず、後遺障害認定の申請を断念した事案
- 保険会社提示額
- 交渉前
- 最終獲得額
- 182万円
ご相談内容
被害者 | 60代 男性 |
---|---|
部位 | 首・胸 |
傷病名 | 頚椎捻挫、胸骨骨折 |
後遺障害等級 | なし |
獲得金額 | 約180万円 |
ご相談者様が、四輪車に乗車して、片側二車線の道路の第二車線を直進走行していたところ、路外駐車施設から左折進出してきた相手方車両が第一車線を越えて、第二車線に入り込み接触した事故でした。
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
---|---|---|---|
後遺障害等級 | – | – | – |
入通院慰謝料 | – | 97 | 97 |
休業損害 | – | 70.5 | 70.5 |
逸失利益 | – | 0 | 0 |
後遺障害慰謝料 | – | 0 | 0 |
入通雑費 | – | 0 | 0 |
交通費 | – | 0.5 | 0.5 |
治療費 | – | 34 | 34 |
過失相殺 | – | -20 | -20 |
合計 | 0 | 182 | 182 |
単位:万円 |
事故後に早期にご相談いただきましたので、リハビリ治療をしっかりとしていただける病院への転院をお勧めいたしました。
しかし、ご相談者様は、通院の便宜などから転院はされませんでした。
本件は、後遺障害の認定を目指せると思われたお怪我でしたが、適切な通院治療歴を作れなかったために後遺障害の認定申請自体を断念いたしました。
解決内容
本件は、後遺障害認定申請を断念せざるを得なくなってしまった事案でしたが、通院慰謝料はいわゆる裁判を行った場合の金額の90%を超える金額で示談解決ができました。
また、過失割合は、刑事事件の実況見分調書を取り寄せ、車両の損傷状況などから適切に主張を行い、本件の事故態様における基本的な過失割合よりも、ご相談者様に有利に過失割合を修正させることができました。
所感(担当弁護士より)
本件は、早期にご相談を頂いた事案でしたので、適切な通院治療についてのアドバイスをさせて頂きましたが、通院の便宜などから転院が叶わず、後遺障害認定申請を断念せざるを得なくなってしまいました。
改めて、交通事故では、通院先病院や通院方法が極めて重要な要素となることを痛感させられた事案でした。