後遺障害慰謝料・逸失利益の金額が大きく変動した事例
- 保険会社提示額
- 258万円
- 最終獲得額
- 411万円
ご相談内容
被害者 | 50代 男性 |
---|---|
部位 | 左足首 |
傷病名 | 左足関節痛 |
後遺障害等級 | 14級 |
獲得金額 | 411万円 |
後遺障害等級14級が納得できず、12級の異議申し立てができないかと弊職にご依頼された事案です。既に弁護士に依頼されていましたが、前任弁護士が、後遺障害については、「被害者様ご本人で獲得してください」とのことで、弁護士を弊職に変えたいとご依頼されたものです。
残念ながら、画像上では、症状を裏付けることが出来ず、また、MRIの撮影を事故直後に行っていなかったため、後遺障害等級12級の獲得は出来ませんでした。もっとも、異議申し立てに必要な再検査、医師への医療照会を粘り強く行った弁護士の姿勢や、慰謝料、逸失利益により大幅な増加結果もあったことから、ご依頼様には、ご満足頂けました。
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
---|---|---|---|
後遺障害等級 | 14級 | 14級 | – |
入通院慰謝料 | 114 | 120 | 6 |
休業損害 | – | – | – |
逸失利益 | 104 | 181 | 77 |
後遺障害慰謝料 | 40 | 110 | 70 |
合計 | 258 | 411 | 153 |
単位:万円 |
異議申し立てを行うにあたり、医療記録を取り寄せ、必要なストレスXP、医師への症状推移の医療照会等を行い、異議申し立てに必要なあらゆる記録を取り寄せました。
また、後遺障害慰謝料、後遺障害逸失利益については、異議申し立てが却下されたことから、14級の後遺障害による最大限の損害賠償を請求しました。
解決内容
訴訟外示談で解決しました。相手方からは、逸失利益につき、3年分の労働能力喪失期間を主張されましたが、相手方の主張に根拠がないとして、5年分の逸失利益を獲得しました。
また後遺障害慰謝料についても110万円の満額を獲得。
入通院慰謝料については、受任時に、既にほぼ満額の金額を提示されていましたが、粘り強く交渉した結果、最大限の慰謝料額を獲得できました。
所感(担当弁護士より)
本来的には、異議申し立てにより、後遺障害等級12級が獲得できていないので、依頼者様からは、お叱りを受ける可能性もある事案でした。しかし、異議申し立てに向けて、行い得る全てのことを行ったため、その姿勢を依頼者様に評価して頂き、ご満足頂けた事案だと思っています。
どのような事案でも全力を尽くすことの大切さを教えて頂いた事案でした。
後遺障害等級は、14級と一番低い等級でしたが、100万円以上の増加は、あまり珍しいことではないと、この事案からも分かると思います。