軽微事故にも拘わらず正当な賠償金を獲得した事例
- 保険会社提示額
- 交渉前
- 最終獲得額
- 160万円
ご相談内容
被害者 | 40代 女性 |
---|---|
部位 | 首・腰・背中 |
傷病名 | 頚椎捻挫・腰背部挫傷 |
後遺障害等級 | 等級なし |
獲得金額 | 160万円 |
駐車場内にて、相談者の車両が停止していたところ、駐車区間を探して被害車両の前方を走行していた加害車両が、突然加害車両が後退を始めてきて衝突された事故です。
治療終了目前でしたが、治療終了後の慰謝料等の交渉を依頼したいとのことで、ご相談に来られました。
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
---|---|---|---|
後遺障害等級 | – | – | – |
入通院慰謝料 | – | 82 | 82 |
休業損害 | – | 41 | 41 |
逸失利益 | – | 0 | 0 |
後遺障害慰謝料 | – | 0 | 0 |
入通雑費 | – | 0 | 0 |
交通費 | – | 1 | 1 |
治療費 | – | 36 | 36 |
過失相殺 | – | 0 | 0 |
合計 | 0 | 160 | 160 |
単位:万円 |
弊所でサポートしたのは、示談交渉のみです。 通院先、治療先等は、相談者の方が自ら決定しておりました。もっとも、車両の修理費が10万円前後であったため、軽微事案と相手保険会社から捉えられている可能性を示唆し、長期間の通院は回避すべきとアドバイスしました。
後遺障害申請はしないとのことでしたので、後遺障害認定サポートは行っておりません。
解決内容
家事従事者であったため、家事休業損害として通院実日数分、通院慰謝料としては、裁判基準の9割で示談しました。
駐車場内で発生していることや、後方追突ではなく前方追突であること、車両修理費が10万円程度であることから、衝撃が軽微な事案である可能性が高かったため、治療期間の相当性や通院慰謝料の金額で大きく揉める可能性も危惧しておりましたが、結果的には受任後すぐにスムーズに解決することができました。
所感(担当弁護士より)
被害者が主婦の場合、年収が約370万円で計算され、家事は毎日行うものであるため、軽微な怪我であっても、休業損害が大きくなる傾向にあります。本事例でも、家事休業損害と通院慰謝料だけでも100万円を超える金額で示談となったため、依頼者の方にはご満足頂く結果となりました。
今回の事案は、受任時点で、既に約5か月程度治療期間が経過していましたが、非常に注意すべき事案でもありました。
①駐車場内での事故②逆突事故(前方からの衝突)③修理費用低額の事故については、治療期間は長くても3か月、短い場合は、2週間程度と伝えてくる保険会社もいます。このような軽微事故だと思われる事故については、相手保険会社と無用な争いはせず、良好な関係を保ちつつ、適切な治療期間を交渉することが大事です。
また、本件では、弁護士への依頼により、損害額が上昇した事案と言えます。このような軽微な事案でも弁護士特約にご加入の被害者の方は、弁護士費用を気にせずに、賠償金のアップが狙えますので、早期のご相談をお願いいたします。