任意保険未加入の加害者の事故で、自賠責保険金を先行回収し、残額の賠償金の支払いも獲得した事例

後遺障害等級
等級なし
傷病名
頚椎捻挫、両肩挫傷、左手関節挫傷、右足挫傷
保険会社提示額
交渉前
最終獲得額
86万円

ご相談内容

被害者 40代 女性
部位 頚、肩、左手、右足
傷病名 頚椎捻挫、両肩挫傷、左手関節挫傷、右足挫傷
後遺障害等級 等級なし
獲得金額 86万円

原動付自転車を運転し、信号のない交差点に進入したところ、右折をしてきた自動車に衝突された被害者から相談を受けました。
相手加害者が任意保険に入っていなかったことや、物損の補償すらしてこなかったことから、弊所に相談をされました。

サポートの流れ

項目 サポート前 サポート後 増額幅
後遺障害等級
入通院慰謝料 94 94
休業損害 5 5
逸失利益 0 0
後遺障害慰謝料 0 0
交通費 0.5 0.5
治療費 7.5 7.5
過失相殺 -16 -16
調整金 -5 -5
合計 0 86 86
単位:万円

相手加害者が任意保険加入がなかったことから、相手加害者へ直接請求をすることは控え、まずは自賠責保険に最低限度の保険金を請求しました。
具体的には、被害者から委任を受け、自賠責保険に対して、被害者請求を行いました。
その後、相手加害者本人に対して、裁判基準ないし弁護士基準の損害額から自賠責保険金を控除した金額を請求し、示談交渉を行いました。

解決内容

まず、自賠責保険金は、治療費、通院慰謝料等、請求額全額が認められました。
その後、加害車両運転者に請求したところ、加害車両所有者が現れ、当方側請求の過失割合及び損害額を前提とした示談が成立しました。

所感(担当弁護士より)

加害車両に任意保険が付保されていない事案につき、時折相談を受けます。
このような事案は、被害者請求により、自賠責保険金を確実に受領し、残額を加害者側にじっくりと請求することが大切です。もっとも、任意保険にすら入らない加害者は、自賠責保険金を受領した被害者は、それ以上の請求をすることができないと思い込んでることが多いです。
本件でも、加害者に対して、何度も説明を試みましたが、自賠責制度への誤解により、一向に示談手続きが進まず、訴訟の準備をしていました。もっとも、車両所有者が別途存在することが判明し、車両所有者が一括で賠償金を支払うということでようやく示談ができた案件です。
自賠責保険金により、最低限度の賠償金を確保することの重要性を再確認する事案となりました。
弊所では、無保険車両を運転する加害者に対しても、淡々と請求を致しますので、ご遠慮なくご相談をください。

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