医師が非協力的であったため、後遺障害認定を断念したものの、治療費、通院慰謝料が大きく認められた事例
- 保険会社提示額
- 交渉前
- 最終獲得額
- 146万円
ご相談内容
被害者 | 30代 男性 |
---|---|
部位 | 首、胸背部、腰 |
傷病名 | 頚部挫傷、胸背部挫傷、腰部挫傷 |
後遺障害等級 | 等級なし |
獲得金額 | 146万円 |
四輪自動車で停車中、後方から追突され、今後の示談交渉についてご相談に来られました。保険代理店様の紹介により、受任した事例になります。
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
---|---|---|---|
後遺障害等級 | – | – | – |
入通院慰謝料 | – | 93 | 93 |
休業損害 | – | 0 | 0 |
逸失利益 | – | 0 | 0 |
後遺障害慰謝料 | – | 0 | 0 |
入通雑費 | – | 0 | 0 |
交通費 | – | 1 | 1 |
治療費 | – | 52 | 52 |
過失相殺 | – | 0 | 0 |
合計 | 0 | 146 | 146 |
単位:万円 |
弊所では、①物損の示談交渉②後遺障害サポート③人身損害の示談交渉をサポート致しました。
このうち、①物損については特に問題なく終了処理されました。
②後遺障害サポートについては、まず、後遺障害の残存が予想されたことから、整骨院に行かないことや、一貫した症状をシンプルに医師に伝えるよう指示をして治療を見守りました。
順調に治療を終え、後遺障害申請を行う段階になって、医師がMRI撮影を行わない、不要である旨を主張し始めました。他院で何とかMRI撮影を行い、医証として加えましたが、後遺障害診断書に遅れて撮影されていることもあり、非該当という結果になりました。医師の非協力的な態度から、異議申立も困難と考え、異議申立は断念することとなりました。
解決内容
後遺障害は認定されなかったものの、相手保険会社からの打ち切り後の治療費及び通院慰謝料も認められた上での示談となりました。
後遺障害を除けば、治療費、通院慰謝料ともによい示談が出来た事例と言えると思います。
所感(担当弁護士より)
本件のように、保険代理店様が介入することにより、事故直後から弁護士が事件に介入することにより、適切な処理ができるようになります。
ただ、今回非常に残念だったのが、依頼者が想定していた以上に、担当医が非協力的で、交通事故について理解していなかった点です。
依頼者の居住地が比較的地方都市であり、通院可能な病院数が限られていたことも原因の1つになってしまいました。
交通事故において適切な賠償金を得るためには、病院選択が非常に大事であることを再認識した事例となりました。
弊所では、適切な病院を事故直後に転院できるようご紹介をしています。早めの弁護士相談をお願いします。