弁護士の介入・交渉だけで賠償金が即座に約770万円も上昇した事例
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- 保険会社提示額
- 714万円
- 最終獲得額
- 1491万円
ご相談内容
被害者 | 20代 会社員 男性 |
---|---|
部位 | 右腕、下腹部 |
傷病名 | 右橈尺骨遠位端骨折、恥骨骨折 |
後遺障害等級 | 12級 |
獲得金額 | 約1490万円 |
バイクで道路直進中、相手が反対車線から右折し、相手車左側に正面衝突した事故に遭い、ご相談をされてきました。
以前に弊所にご依頼をされた方からのご紹介で、示談金が「少しでも上がるなら、お願いしたい」という軽い感じで依頼されてきましたが、15分程度お話を聞いた時点で、かなり金額が上がりそうだなという感触を得たため、直ちに受任し、すぐに交渉を開始いたしました。
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
---|---|---|---|
後遺障害等級 | 12級 | 12級 | – |
入通院慰謝料 | 92.5 | 190 | 97.5 |
休業損害 | 117 | 117 | 0 |
逸失利益 | 312 | 1,038 | 726 |
後遺障害慰謝料 | 210 | 290 | 80 |
入院雑費・付添費 | 4 | 33.5 | 29.5 |
交通費 | 3 | 10.5 | 7.5 |
治療費 | 101.5 | 115.5 | 14 |
過失相殺 | -126 | -303.5 | -177.5 |
合計 | 714 | 1491 | 777 |
単位:万円 |
ご相談後、相手からの提示案を確認し、裁判基準での損害賠償計算をしました。もっとも、収入金額や治療費等細かい数字に誤りがあったため、正確な損害資料の取り寄せをした上、裁判基準での損害賠償計算を改めて行い、相手保険会社に提示をしました。
弊所が行ったことは、
①相手の賠償提示案が正当なものか確認・修正
②裁判基準で再計算し
③所得の根拠資料を取り寄せ
たことのみです。念のため刑事記録を取り寄せて、過失割合を変更できないかも試みましたが、残念ながら当方に有利な資料は発見されませんでした。
もう少し早くご依頼いただいていた場合は、そもそも後遺障害の等級自体を覆し、より上位等級の10級を獲得できたのではないかとも思われる事案でしたが、既に医師が可動域を大雑把に測定し、測定値が残ってしまっていたため、この点は断念しました。
解決内容
当方から提示した裁判基準での賠償額に対して、相手保険会社から、通院慰謝料について若干の譲歩を求められましたが、ほぼ提示額の満額が認められ、当初相手提示額より約770万円増加した金額で示談をすることができました。
依頼者の方には、大変喜んで頂きましたが、「弁護士を入れるとここまで上がってしまうんですね」と驚かれました。
所感(担当弁護士より)
正当な金額を提示されていないまま、示談書に署名をしてしまう方が他にもおられるのではないかと思ってしまう事件でした。弁護士として大した仕事量を行ったわけではないですが、正当な金額に修正し、正当な金額を勝ち取ったことにより、依頼者の方に大変喜んでもらえた事案になりました。
このような事案では、依頼者の方に喜んでもらえるのは大変喜ばしいことですが、この程度の仕事で、大きな報酬を頂いてもよいのかと疑問を感じることもあります。そのため、相手保険会社からの提示があってからではなく、可能であれば事故直後から弁護士にご相談をして頂きたいなと思います。
このように、弁護士が介入するだけで、大幅に賠償金が上がってしまうことは、珍しくない現象です。示談書にサインをする前に、少しでも弁護士への無料相談を思いついて頂きたいです。